愛知県立大学

English

文字サイズ

English

訪問者別

MENU

閉じる

情報科学研究科Graduate School of Information Science and Technology

研究科紹介

グローバル情報化社会が必要とする情報科学技術の高度な専門知識と問題解決能力を獲得する。

近年、産業の空洞化、既存産業の成熟化、地域環境における快適さの喪失などの問題が発生しています。このため、新産業の創出、地域産業の高度化、真に豊かな地域住民の生活確保に向けての積極的な取り組みが求められ、情報技術を中心とした高度先端 技術の活用による知識集約型産業構造への転換が求められています。情報科学研究科博士前期課程では、学部における3つのコースを基礎とした、「情報システム専攻」、「メディア情報専攻」、「システム科学専攻」の3つの専攻のそれぞれにおいて、情報科学に関する学術研究の推進?発展に寄与し、地域社会が必要とする情報科学に関する高度な専門知識と問題解決能力を身に付けた高度専門職業人(高度情報システム技術者)を目指します。後期課程では、先端的かつ専門的知識?技術に習熟し、情報システム技術を自立して発想?開発することのできる先端的高度情報システム技術者及び研究者を目指します。

研究科長あいさつ

愛知県立大学大学院情報科学研究科は、愛知県における「知の拠点」の1つとして2002年に設置されました。設立時から掲げている目標は、「持続的発展を目指す社会の形成に情報科学で寄与する」ことです。20年以上の時を経た現状を概観すると、情報科学に関連する技術は生活の隅々にまでいきわたり、その状況は多くの方々の想像を遥かに超えたものとなっています。現在も加速度的な勢いで発展しつつある情報科学分野では、20年先の未来を想像することは常に難しいことですが、そのような分野であるからこそ、研究や教育においては普遍性の追求が一層重要となってきます。持続的発展を目指す社会において、求められる研究開発者とは、最新の技術や知識を身に着けているだけでなく、豊かな人間性と自ら学び続けようとする熱意を兼ね備えた人物です。

そのような人物の育成を念頭に、本研究科では、学内における基礎研究への取り組みに加えて、実践的な能力を養うための「共同研究プロジェクト」を専門科目の1つに設置しています。長期インターンシップや地元産業界と連携した人材育成への道筋を模索しつつ、研究室の中だけではなく企業の開発現場においても学びを深めていく機会を提供しています。様々な環境で力をつけた本研究科の学生は、独創的な研究の成果を学術誌や国内外における発表の場で意欲的に発信しています。博士後期課程に進学する学生においては、学問としての情報科学を深く学び、「未来を切り拓く」研究開発の試みをとおして社会への貢献を目指しています。

そもそも学問とは普遍性の高い知識や考え方によってその基盤が構成されています。学問の基礎をしっかりと学んだ“足腰の強い骨太な技術者?研究者”であれば、激動の時代にある情報科学分野であっても、様々な課題に粘り強く取り組んでいけると考えます。新しい経験や学びに臆せず自己研鑽を積み続ける、そのような姿勢を教員と学生が共有し、お互いの人間性を高めていくこと。それこそが人材育成の本質だと認識しています。高度化が急激に進む情報技術はこれからも社会?産業?生活に大きな変革をもたらしていくでしょう。それにともなって専門性の高い情報技術者や研究開発者の役割もますます重要になっていきます。我々は、情報化社会の健全な未来を見据え、成長し続ける高度な技術者?研究者の育成に努めてまいります。本研究科にご興味のある皆様、「未来を切り拓く」という目標を我々と分かち合い、“しびれるような研究”を一緒に目指してみませんか?そして関係者の皆様、厳しくも暖かい目でこれらの取り組みをお見守りください。皆様からの変わらぬご支援?ご協力を切にお願いする次第です。

情報科学研究科長
吉岡 博貴

情報科学研究科の教育方針

博士前期課程

博士前期課程は情報システム専攻、メディア情報専攻、システム科学専攻で構成されます。
教育課程は、専門科目、関連科目、演習科目及び特別研究から編成されており、研究分野の専門科目を中心に、他分野及び関連科目も履修し、先端的情報科学の知識とセンスを磨くことができます。
また、演習科目を履修することにより問題解決のノウハウを学びます。
特別研究では、研究成果をまとめる能力を養います。

博士後期課程

博士後期課程は博士前期課程の各専攻に対応して情報科学専攻の1専攻が「情報システム分野」、「メディア情報分野」、および「システム科学分野」から構成されています。
教育課程は、専門分野科目、関連科目、共通科目及び特別研究から編成されております。
また、共通科目には共同研究プロジェクトがあり、実社会における実践的研究を体験できます。
特別研究では、研究テーマの設定から博士論文の作成に至るまで、指導員による研究指導を行います。

大学院情報

pagetop