愛知県立大学情報科学部の神谷直希先生をスピーカにむかえ、第９回グローバルセミナー「紙片から世界へ―画像処理でひろがる文理横断研究―」を開催しました。本セミナーでは、画像処理の研究者としてこれまでに行われてきた医工連携研究をきっかけとした「紙」のマクロ画像を対象とした文理横断研究についてお話しいただきました。特に愛知県立芸術大学と始められた、サマルカンド紙に着目した、市販のデジタルカメラによるマクロ画像とディープラーニング技術を使った「紙片（塵）」から歴史、文化を紐解こうとする学際研究は興味深く、現在は「和紙」もターゲットに加えられ、本学の学部間連携、世界展開の可能性についても触れられました。紙の奥深さとともに大変中身の濃い時間となりました。